マダガスカルの養魚池、テラビア養殖

マダガスカルの養魚池

女の人の向こうに見えるのは、彼女が持つ養魚池。田んぼと繋がっていて、コメの収穫後には田んぼの方にも水を入れて魚が落ちたコメなどを食べられるようにしているとか。

この人の養魚池はむしろ珍しいもので、広い面積を使い、餌を入れていません。一般的に見られる養魚池は湿地帯などに作られ、米ぬかなどの有機物を投入しています。

ここの養魚池からの利益は、コメで言うと4トン分にあたるとか。結構な金額です。彼女は自分で魚を取るわけではなく、とりたい人にとらせて、とった分だけ売るような形にしているとか。多分土地持ちなのでこんなことができるのでしょう。

普通、漁業で生活をたてている人は、水田が限られていて自給できないため、収入を補うために魚を取っていることが多いようです。

ここで養殖している魚はテラビアとカープ。カープは「鯉」とはどうも違うようで、口の中で子どもを育てる、と言っていました。うろこの少ない、「カープ・ロワイヤル」という品種のようですが、詳細はわかりません。

マダガスカルのコメツキ

コメツキと聞いても今の日本人には「コメツキムシ」しかわからないかもしれませんが、ここマダガスカルの田舎では、まだコメをついています。

マダガスカルのコメツキ

村でとれたコメを女の子たちが籾が付いたまま臼のような木の道具の中に入れ、それを順番にリズミカルに木の棒で突いています。こうして籾殻と糠(ぬか)をどうじに取るようです。取った糠などはここではガチョウの餌にするとか。他の村では豚の餌にしていました。

突き終わったコメは後ろで座っている女性が、別の道具を使ってコメと不純物をより分けます。

ちなみに、コメを突くのに使う棒の材は、この辺に多いユーカリではなく、マダガスカル原産で家具にも使われる硬い木を、少し離れた別の村から手に入れるのだそうです。

動画も撮影したのですが、マダガスカルのインターネット接続環境では、遅すぎてアップロードできませんでした。

マダガスカルのバスケット

マダガスカルのバスケット

マダガスカルの田舎では、水辺に生えるパピルスなど、ラフィアヤシの繊維といった物を使って、バスケットやござ、帽子などを編む女性が結構います。

この箱は緑の染料で染めたものと、地の色の材料を組み合わせて精緻に織あげてあります。丈夫にするために全体が二重構造になっている、という凝りよう。この辺りの細かさはアジアを感じさせますね。

ちなみにこれはお店で買って13000アリアリ。500円ちょっとでしょうか。長さは25センチほど、高さ20センチほどで、真四角ですから使い勝手が良いです。

技術レベルは人によって地域によって差があり、これは少し離れたところの人たちが作っているもので、プロジェクトの対象地域にはどうやらここまで細かいものが作れる人はいないようです。帽子を作っている人はいますから、練習すればできるようになるのでしょうけど。

聞いた話では、田んぼをたくさん持っていて農作業に忙しい人、農業から十分な収入がある人たちは手工芸はやらず、手工芸はもっぱら現金が不足しがちな貧しい人たちがやるものだとか。それならいっそ、技術が向上するようにしてあげたいものです。

髪を編むマダガスカルの女の子

髪を編むマダガスカルの女の子マダガスカルの貧しい村アンブイトンビ集落で見かけた女の子。髪の毛をきれいに編んでもらっています。ここの女性たちはアクセサリーも何も身につけていませんが、お互いに髪の毛を編んで精一杯の身づくろいをしているようです。

あまり村落部では女性たちのおしゃれに使うような、安価なアクセサリーも売られていません。100アリアリ(4円)とかで使えるアクセサリーがあれば、ひょっとすると売れるかもしれませんね。

マダガスカルの自転車タクシー

マダガスカルの自転車タクシー

マダガスカルでは自転車は立派なビジネスの道具です。この自転車は、なんと変速装置付き。チェーンの前後に複数のギアがありますから10段変速くらいはあるでしょうか。でも変速できるかどうかは不明ですが。

この自転車タクシー、荷台部分が座席になっており、ハンドルの後ろにも板が固定してあって、人が乗ったり、荷物を載せたりできるようにしてあります。一度は大人と子供と合わせて5人が一度に自転車に乗っているのを見ました。

マダガスカルのこの辺りでは、自転車で薪を運んだり、米を運んだり、大きな荷物を運んでいるのをよく見かけます。薪を運んでいるのは自家用かと思ったら、そればかりでなく、販売用のことも結構あるようです。

マダガスカルの露天商

マダガスカルの露天商

マダガスカルでも他の国と同じように、道端の露天商をよく見かけます。こうした露天商は、もちろん自分の畑の作物などを持ってきて売っている場合もありますが、農家から仕入れて売っているケースもあるようです。つまり村人の間で商品の売買がなされている、ということです。

ちなみにこのお店で売っているのは干魚、サツマイモの葉、ナス、トマト、玉ねぎ、ササゲ、などです。

マダガスカルの露天商では、場合によってはニンジンを千切りにして売るなど、農作物に一工夫加えてから販売している例もあり、他のアフリカではあまり見かけたことがありません。