Bol renverse

マダガスカルでよく見かける bol renverse という料理。英語だと Upside down bowl と呼ぶようですが、日本語は?しいて訳すなら「ひっくり返し丼」と言ったところでしょうか。丼の中に目玉焼き、炒めた肉や野菜を入れ、その上からご飯を入れて、最後に皿の上でひっくり返して出来上がり。

bol renverse

メニューにはアナラマンガ(マダガスカル国内の地名)風 bol renverse とありましたが、どこがアナラマンガ風なのかはよくわかりませんでした。

この「ひっくり返し丼」、マダガスカルでは中華料理とされていますが、日本の中華料理店では見たことないですよねえ。

Hotel Kavitaha

Hotel Kavitaha はイタシ県にあります。首都のアンタナナリボから車で約2時間のイタシ県には、イタシ湖という湖があり、観光地になっているそうです。と言っても、地球の歩き方には全く触れられていませんが。

イタシにはイタシ湖以外にも小さな湖がいくつかあるようで、カビタハ湖もその一つ。その湖岸にあるのが Hotel Kavitaha です。ちょっとしたリゾートホテルのような感じ。

下の写真は湖のパノラマです。

カビタハ湖

このホテルでは、イタシでとれる魚料理が名物になっています。下の写真の魚は「中」サイズですが、長さは尻尾の先まで入れると30センチくらいあるでしょうか。

イタシの魚料理

下の写真はついでにイタシの官公庁がある町の安食堂の風景。

イタシの安食堂

マダガスカル田舎のコーヒーショップのショーケース

マダガスカルではコーヒーが一般的。道端のあちらこちらにコーヒーショップがあります。その多くは掘立小屋ですが。下の写真もそうした一軒の店先。

マダガスカルのコーヒーショップ

プラスチックのケースに入っているのはヨーグルト。マダガスカルの人たちもおやつによくヨーグルトを食べます。かなりの田舎でもヨーグルトは作られています。

それ以外は、パンや揚げ菓子の仲間。上段は多分どこか別のところで作られたものをお店の人が仕入れてきたもの。左側の細長いのは一応、チーズの入ったスナックで、もちろんマダガスカル製。

下段はこのお店の自家製お菓子で、左側はムフ・ボルと呼ばれ、丸いパンという意味。沖縄のサーターアンダギーにそっくりです。その隣は今川焼のような形ですが、餡は入っておらず、淡い甘みか塩味が付いています。

マダガスカルのコメツキ

コメツキと聞いても今の日本人には「コメツキムシ」しかわからないかもしれませんが、ここマダガスカルの田舎では、まだコメをついています。

マダガスカルのコメツキ

村でとれたコメを女の子たちが籾が付いたまま臼のような木の道具の中に入れ、それを順番にリズミカルに木の棒で突いています。こうして籾殻と糠(ぬか)をどうじに取るようです。取った糠などはここではガチョウの餌にするとか。他の村では豚の餌にしていました。

突き終わったコメは後ろで座っている女性が、別の道具を使ってコメと不純物をより分けます。

ちなみに、コメを突くのに使う棒の材は、この辺に多いユーカリではなく、マダガスカル原産で家具にも使われる硬い木を、少し離れた別の村から手に入れるのだそうです。

動画も撮影したのですが、マダガスカルのインターネット接続環境では、遅すぎてアップロードできませんでした。

マダガスカルの露天商

マダガスカルの露天商

マダガスカルでも他の国と同じように、道端の露天商をよく見かけます。こうした露天商は、もちろん自分の畑の作物などを持ってきて売っている場合もありますが、農家から仕入れて売っているケースもあるようです。つまり村人の間で商品の売買がなされている、ということです。

ちなみにこのお店で売っているのは干魚、サツマイモの葉、ナス、トマト、玉ねぎ、ササゲ、などです。

マダガスカルの露天商では、場合によってはニンジンを千切りにして売るなど、農作物に一工夫加えてから販売している例もあり、他のアフリカではあまり見かけたことがありません。