マダガスカルはライチの輸出国。おもにヨーロッパなどに輸出されており、日本にはあまりマダガスカル産ライチは入ってきていないようです。
今仕事をしているアロチャ湖周辺でもライチは取れるのですが、まとまった量の木はなく、現地消費がせいぜい。でも、ここにはアドバンテージが一つあります。それは、輸出用ライチを作っている地域とは、ライチの出荷時期がずれること。
つまり、向こうのライチの出荷が終わってから出荷ができること。既存の一大ライチ産地と競合しなくて済みます。無論いきなり当地産のライチを輸出できるかどうかは、かなり怪しいですが、首都へ出すならかなり現実的ではないかと考えています。
そこで勧めているのがライチの取り木。ライチの木を持っている人の果樹園でライチの取り木の研修をさせていただき、プロジェクトができたら一の苗を買い取ります。研修参加者にライチの苗木を植えてもらい、また余った苗木は他の人たちに配布して植えてもらいます。
こうしてライチの木の数を一挙に増やせば、数年後にはライチの実の生産量もぐっとアップするのではなかろうか、という寸法。さて、ライチ増産計画はうまく行くかどうか。