これはある貧しい村の中にあったキオスク?とも呼べないくらい小さなお店。売っているのはバナナとかオレンジとか、ばら売りですし、しかも周辺にあるものばかり。
実を言うとマダガスカルでも他の国でも、地域差はあるものの、村の中での売買や雇用による現金のやり取りは結構あるものなのです。
これなら、消費者のニーズもバッチリわかりますし、売り手も遠くまで出かけたり、外部の市場に合わせて加工に手間をかけたりする必要がありません。
国際協力では、いきなり首都の市場とか海外市場を村人に狙わせるような指導をするところもありますが、まずは村内とか、あるいは周辺村や近場のマーケットなど、住民が身近に想像できる範囲で考える方が早道のように思います。