マダガスカルもインド洋の島ですから、スパイス類が豊富。コショウも栽培されていて、白コショウ、黒コショウ、赤コショウなども売られています。緑コショウというのもありますが、緑コショウだけは、まだ未熟なコショウで、乾燥させずに粒の実をそのまま料理に使います。レストランなどではよくステーキにかけるソースなどに使われています。乾燥したコショウほど辛くはないですが、爽やかなスパイシーさが楽しめます。
この写真にあるのは、豚肉を緑コショウと一緒にソテーしたもの。写真のコショウは赤い色ですが、一般的には緑豆のような緑色をしています。さて、写真のは赤くても分類上はこれも「グリーン・ペッパー」、フランス語ではpoivre vertです。「緑色」というよりは「若い」という意味で緑なのでしょうか。大農園ではなく、田舎の農家が作ったためか、粒も貧弱で不ぞろい、値段も一人分数円程度と格安でした。下の写真が買ってきた時の状態です。