マダガスカルでも4G通信開始

前回マダガスカルへ来たのは去年の9月だったか。それまで使っていた携帯電話のSIMの有効期限が切れてしまっていて、空港の売店で買い換えました。

ところが、そのSIMカードには4Gの文字が。

TELMA 4G

しかも、よく見ると普通サイズのSIMにマイクロSIMサイズの切込みが入っていて、折り取るとスマホなどで使える仕様。マダガスカルで4G(LTE)が使えるのはまだTELMAだけのようですが、進みましたねえ。

空港では「SIMカードは無料です」と言われましたが、後に市内のTELMAショップでデータ通信用にもう一枚SIMカードを買い足したところ、500アリアリでした。なぜ違うのかはわかりませんが、ひょっとすると、空港では古い携帯電話を差し出したので、「あ、これは3G仕様だな」と思われ、市内では新しいスマホを差し出したので「これは4G仕様だな」と思われたためかもしれません。パンフレットを見ると、ちゃんと「4GのSIMは500アリアリ」と書いてありましたから。

では空港で買ったSIMは3Gでしか使えないのか?!試しようがないので残念ながらわかりません。

ちなみに4Gでのデータ通信はかなり速いです。

Bol renverse

マダガスカルでよく見かける bol renverse という料理。英語だと Upside down bowl と呼ぶようですが、日本語は?しいて訳すなら「ひっくり返し丼」と言ったところでしょうか。丼の中に目玉焼き、炒めた肉や野菜を入れ、その上からご飯を入れて、最後に皿の上でひっくり返して出来上がり。

bol renverse

メニューにはアナラマンガ(マダガスカル国内の地名)風 bol renverse とありましたが、どこがアナラマンガ風なのかはよくわかりませんでした。

この「ひっくり返し丼」、マダガスカルでは中華料理とされていますが、日本の中華料理店では見たことないですよねえ。

Hotel Kavitaha

Hotel Kavitaha はイタシ県にあります。首都のアンタナナリボから車で約2時間のイタシ県には、イタシ湖という湖があり、観光地になっているそうです。と言っても、地球の歩き方には全く触れられていませんが。

イタシにはイタシ湖以外にも小さな湖がいくつかあるようで、カビタハ湖もその一つ。その湖岸にあるのが Hotel Kavitaha です。ちょっとしたリゾートホテルのような感じ。

下の写真は湖のパノラマです。

カビタハ湖

このホテルでは、イタシでとれる魚料理が名物になっています。下の写真の魚は「中」サイズですが、長さは尻尾の先まで入れると30センチくらいあるでしょうか。

イタシの魚料理

下の写真はついでにイタシの官公庁がある町の安食堂の風景。

イタシの安食堂

マダガスカルの赤コショウ

以前マダガスカルの緑コショウを紹介しました。これ以外にもマダガスカルでは赤コショウ(ピンクコショウ)を作っています。ただし、赤コショウの方は本当のコショウではなく、フランス語では Baie Rose と呼ばれ、コショウを意味する poivre は名前につきません。

これはペルー原産の植物で、実は確かにコショウと同じくらいの大きさ、味もコショウのようなピリッとした感じがあります。

赤コショウ

写真は摘果し、品質別に分けたもの。左がグレード3で右がグレード1です。

木になっている時はこんな感じ。通常のコショウとはやはり全然違います。

赤コショウそして植栽地はこんな感じ。これらの写真はブングラバ県での撮影です。

赤コショウの畑

 

ロイヤルカープ

マダガスカルの人たちは淡水魚が結構好みですが、人気なのがこのロイヤルカープ(Carp Royal)。養殖方法をプロジェクトで教えています。

ロイヤルカープ

これは養殖用の親魚。池を移しているところ。ロイヤルカープはどうやらドイツで開発された鯉の一種のようです。

調理中はこちら。市場に出回るものは親魚の3分の1程度の大きさでしょうか。

ロイヤルカープの調理

谷内の田んぼとラバカ

今日出かけたのは土壌崩壊(ラバカ)の対策を住民が行っているところ。行くまでが大変でまず、車で川の中を進みます。

車で川を進む

次には、人間が靴を脱いでじゃぶじゃぶと川を渡ります。

歩いて川を渡る

次に谷内に作られた田んぼの中を上流へと向かいます。現在乾季なので田んぼに水はなく、田んぼの中を進みます。ちなみにあぜ道のようなものはあまりつくられていません。最奥部に見えるのがラバカです。

谷内の田んぼ

奥に行くに従ってラバカが見えてきました。放置しておくと、土砂が谷内の田んぼに流れ込んできます。

見えてきたラバカ

ラバカの直下はこんな感じ。4月に住民が土砂の流れを停める工事を行っています。この様子を確認するのが目的でした。手前に少し見えている竹は住民が土砂を停める竹垣に使ったもの。

ラバカ内部

そして帰路。車が川の中でスタックしてしまいました…

川の中でスタックした車

マダガスカルの通信用SIMカード

マダガスカルの通信用のSIMカードについて調べていますので、分かった範囲を記録しておきたいと思います。自分で使ってみたTELMAとMoovが対象で、これ以外のAirtel及びOrangeのことはわかりません。

TELMA
多くの方が使われているTELMAですが、TELMAのカードを買ったら、SIMカードにチャージし、さらにTelma NETを使用するために操作を行わないと、ネット利用料が莫大にかかります。

料金体系を確認したところ、プランの一覧が更新されていますので以下のURLで確認してください。1年契約といったプランも用意されています。

http://www.telma.mg/particuliers/mobile/offre_Telma_NET_sans_abonnement.htm

2014年7月現在のプランとキー操作は以下のようになっています。

1日のみ50メガ 1000アリアリ #322*6#OK
1週間100メガ 3000アリアリ #322*70#OK
30日250メガ 13500アリアリ #322*7#OK
30日500メガ 24000アリアリ #322*80#OK
30日1ギガ 45000アリアリ #322*8#OK
30日3ギガ 72500アリアリ #322*12#OK
30日10ギガ 135000アリアリ #322*9#OK
30日30ギガ 180000アリアリ #322*11#OK

毎月100メガ 5ヶ月間 24000アリアリ #322*85#OK
毎月250メガ 3ヶ月間 38000アリアリ #322*81#OK
毎月250メガ 6ヶ月間 58000アリアリ #322*82#OK
毎月250メガ 1年間 72500アリアリ #322*83#OK

基本的にTELMAのSIMは通話とデータ通信の両方に使えますので、スマホに使うのに向いています。

スマホで使用するにはスマホの側で追加の設定が必要です。多くの通信会社は自動で設定できるような仕組みを用意していますが、TELMAのそれは機能しておらず、また、ホームページに書いてある設定を行っても駄目でした。以下のURLにある設定を試したら機能しています。

http://www.unlockit.co.nz/mobilesettings/settings.php?id=866

TELMAをスマホで使う場合、専用のUSBモデムとは違ってコマンドをテンキーで打ち込む必要があります。重要なキーは以下です。

残高チェック #357#
データ通信残量チェック #358#
プリペイドカードでのアカウント・チャージ #321*14桁の暗証番号#
料金プラン確認 #322#
自分の番号確認 #120#

TELMAの場合、例えば1週間100メガ 3000アリアリを申し込むと、1週間が終わった時に残高が3000アリアリ以上あると、自動的に1週間100メガで更新されます。残高が足りないと、DATA通信利用の特別料金が自動的に解除されるので、うっかりネットの利用を続けると、携帯電話の残高があっという間になくなることになります。

Moov
次に Moov ですが、僕が利用していた毎月定額の契約は解除しました。Moovの場合、1ヶ月いくら、で毎月支払うプランもありますが、プリペイドカードを使うプランもあります。

プリペイドカードを使うプランは、以前は「もう終了した」と言われていましたが、あまり大っぴらに宣伝されていないだけでどうやらまだ存在し、タナでもTELMAショップなどでプリペイドカードを購入することはできます。

月払いプランはTelmaの事務所に行って支払う必要があり、滞在が短い人にはお勧めできません。

Moovのプリペイドカードは、TELMAのプリペイドカードでのチャージとは仕組みが異なり、5000アリアリごとに、データの量には関係なく1時間のネット利用となっているようです。

ですから、繋ぎっぱなしで家族からのSKYPE通信を待つ、という使い方には向きませんが、時間を決めてSKYPEをしたり、毎日一定のタイミングでメールなどを行うには良いと思います。

Moovのアカウント自体は、3ヶ月くらいチャージがないと閉められてしまうようですが、申し込むとまた同じモデムとSIMカードで新規アカウント登録に使えるようです。

なおTELMAの携帯からMoovのアカウントにチャージする、ということもできるようですが、Moovのプリペイドカードが買えるところであればあまり意味はないかな。

マダガスカルの田舎のコンビニ

これがマダガスカルの超田舎にあるコンビニ?!

マダガスカル田舎のコンビニ

奥の棚には石鹸や雑貨、キャンディーなどの菓子類。手前は左から干し魚、奥は豆とタマネギ。豆は缶いっぱいあたりいくら、だけど、干し魚やタマネギは1個ずつのばら売り。ピーナッツは揚げて塩味が付いているもの。スプーンですくって紙に包んでくれます。揚げたお菓子は自家製。でもこの辺りになると、油が不安なので、おいしそうだけど見送り。右はじは保温ポットに入ったコーヒー。大抵は既に砂糖も入れてあって激甘になっています。

マダガスカル田舎のコーヒーショップのショーケース

マダガスカルではコーヒーが一般的。道端のあちらこちらにコーヒーショップがあります。その多くは掘立小屋ですが。下の写真もそうした一軒の店先。

マダガスカルのコーヒーショップ

プラスチックのケースに入っているのはヨーグルト。マダガスカルの人たちもおやつによくヨーグルトを食べます。かなりの田舎でもヨーグルトは作られています。

それ以外は、パンや揚げ菓子の仲間。上段は多分どこか別のところで作られたものをお店の人が仕入れてきたもの。左側の細長いのは一応、チーズの入ったスナックで、もちろんマダガスカル製。

下段はこのお店の自家製お菓子で、左側はムフ・ボルと呼ばれ、丸いパンという意味。沖縄のサーターアンダギーにそっくりです。その隣は今川焼のような形ですが、餡は入っておらず、淡い甘みか塩味が付いています。