マダガスカルの赤コショウ

以前マダガスカルの緑コショウを紹介しました。これ以外にもマダガスカルでは赤コショウ(ピンクコショウ)を作っています。ただし、赤コショウの方は本当のコショウではなく、フランス語では Baie Rose と呼ばれ、コショウを意味する poivre は名前につきません。

これはペルー原産の植物で、実は確かにコショウと同じくらいの大きさ、味もコショウのようなピリッとした感じがあります。

赤コショウ

写真は摘果し、品質別に分けたもの。左がグレード3で右がグレード1です。

木になっている時はこんな感じ。通常のコショウとはやはり全然違います。

赤コショウそして植栽地はこんな感じ。これらの写真はブングラバ県での撮影です。

赤コショウの畑

 

マダガスカルの緑コショウ

マダガスカルもインド洋の島ですから、スパイス類が豊富。コショウも栽培されていて、白コショウ、黒コショウ、赤コショウなども売られています。緑コショウというのもありますが、緑コショウだけは、まだ未熟なコショウで、乾燥させずに粒の実をそのまま料理に使います。レストランなどではよくステーキにかけるソースなどに使われています。乾燥したコショウほど辛くはないですが、爽やかなスパイシーさが楽しめます。

マダガスカルの緑コショウと豚肉のソテー

この写真にあるのは、豚肉を緑コショウと一緒にソテーしたもの。写真のコショウは赤い色ですが、一般的には緑豆のような緑色をしています。さて、写真のは赤くても分類上はこれも「グリーン・ペッパー」、フランス語ではpoivre vertです。「緑色」というよりは「若い」という意味で緑なのでしょうか。大農園ではなく、田舎の農家が作ったためか、粒も貧弱で不ぞろい、値段も一人分数円程度と格安でした。下の写真が買ってきた時の状態です。

マダガスカルのpoivre verde